Frieve-A's blog

これから確実に来ると予想する16の未来


 

あけましておめでとうございます。今年もクリエイティブかつ挑戦的な一年にしていきたいと思います。一年の計は元旦にありということで、早速blogでも書いてみようかと思いたちました(ポストできたのは結局数日後の今日になってしまいましたが)。

昨年勢いで復活させた当blogですが、年初にあたり何かふさわしいテーマはないかと考えた結果、思いついたのがこの未来予想です。

未来を予測するもっとも確実な方法は、自らそれを創造することであるという論には私も賛成です。これはこれで、日々の活動として頑張っていきたいと思います。

一方で、今現在起きている安定した変化の延長として予測される未来(例えばムーアの法則くに従うようなもの)、現時点で変化を牽引しているような人がこの先実現しようとしていることが分かっている未来はある程度の確度をもって実現されるだろう思われ(今回の予想はいずれもそのどちらかにあたります)、そういった未来を予想することもまた有益であると考えます。

 

ところで今回は、時期についての予測は行いません。つまり、高い確率で起こる未来は予測しますが、その未来がいつ来るのかについては予想しません。時期については、未来を引き寄せる力を持った人物にいつチャンスが訪れるか、それに合わせて行動を起こすか、周囲のタイミングはそれに合うかなどかなり偶発的な要素が大きく、正しく予測するのは困難であると考えるからです。

例えば、Nintendo DSのタッチインターフェイスやーのWiiコントローラは十時キーとボタンが中心だったゲームのインターフェイスを大きく変え、その後のiPhone、Kinect、PS Moveなどに大きな影響を及ぼしたと考えられます。これらの変化がやがて起きることは予想可能でしたが、2004年頃からこれが起こったのは任天堂がDSやWiiを世に広く認知させるまでに成功させたからであり、仮にこの時も任天堂がゲームのインターフェイスを従来通りにしていれば、ゲームインターフェイスの変化は実際よりずっと遅れていた可能性があったのではないでしょうか。

別の言い方をすれば、下で書くような未来も様々なタイミングさえ合えば今年にも雪崩のように押し寄せる可能性があり、逆にタイミングが合わなければこの先何十年も訪れない可能性がある、世の中はそういう状況にあると捉えているわけです。とはいえ、あまり先の未来を予測してもSFの世界になってしまいそうですので、概ね20年以内に訪れるであろう未来についてあげていきたいと思います。

 

政治、経済

1. 「国」は「村」同然になる

企業の事業領域が公共の利益にまで拡大。グローバル化が進み、企業はネットワークを駆使して場所に縛られない事業を展開している中、特定の土地にサービスを提供する国に求められる役割は縮小を続けている。やがて「国」という単位は重要でなくなり、土地に紐付いたバックエンドの整備が主な役割となる。

 

2. 実店舗はなくなる

Amazonは10年以内にリアルショップを無くすと言っているが、これは達成される(もちろん一部は残るが、それはニッチとして)。既にテクノロジーは買い物の手間の大幅な削減(検索性、外出不要)、労働の大幅な高効率化(商品の移動効率、販売業の労働効率)などを達成しており、障壁になっているのはむしろ法整備(医薬品の販売など)、利便性、安全性の認知という段階にある。下で述べるような仮想現実の発展もまた、ネットショッピングの順調な成長の助けとなる。

 

3. ハードウェア産業が再編される

今やソフトウェア制作の敷居は限りなく下がり、世界中のクリエイターにより無数のサービス、ソフトウェアが生み出れている。一方でハードウェア制作の敷居はソフトウェアのそれと比較するとまだ高いものの、高度に抽象化された部品やツールの発展などにより年々下がり続けている。ハードウェアについては未だ無数のアイデアが世界中のクリエイターに発掘されるのを待っている状態であり、どこかのタイミングでそれが開放されると、世界にハードウェアのイノベーションが押し寄せる。そして、ハードウェアは大企業が作るものではなくなる。

 

4. 製品、サービスのコンテンツ化が進み、次々に産まれては消費されるようになる

次々と新しい製品、サービスが生まれるようになった結果、人々は新しい製品やサービスを消費すること(体験し、飽きれば使うのをやめる)に慣れ始めている。現在主流の製品(スマホ、タブレットなど)、サービス(Twitter、Facebook)なども必ず飽きられる。よって、提供する側は斬新な製品、サービスを量産し続けることが必要になる。製品、サービスを創出する側のワークスタイルは、現在の企業の典型的ワークスタイルからコンテンツ産業、アーティストのそれに近くなる。

 

5. 宇宙事業が一大事業になる

人類にとって地球が資源の限られた狭い土地になりつつある今、地球外への進出はごく当然のシナリオである。究極的には人類の活動の場は地球外がメインになるが、20年以内にもそういった将来を見据えた様々な取り組みが起こる。

 

6. ベーシックインカムは(ある意味で)実現される

現在既にどんなにお金がなくてもスマホとネットワーク接続さえあれば、無料のコンテンツやサービスから最新技術のご利益を享受できる世界が実現されている。家電は使った後でも返品が可能になりつつあり、実質無料で使えるようになりつつある。これはある意味で(現物支給の形での)ベーシックインカムとも言える。これがさらに進むと、少なくとも衣食住を除いた文化的生活は自動的に保証されるようになる。

 

文化

7. 新しい宗教が起こる

不安定な心を制御するツールとして宗教は人類にとって長い間重要な役割を果たしてきたが、現在主流の宗教には科学的事実と相容れないものも少なくなく、人々を混乱させている。現実と矛盾することなく、かつ人々を前に向かわせるための新しい宗教が求められている。

 

8. プライバシーはほとんどなくなり、それについて誰も文句を言わなくなる

情報を透明にやりとりするメリットは、情報を秘匿するメリットを上回るため、プライバシーはどんどんなくなる傾向をたどる。犯罪者による情報の悪用を恐れてプライバシーを守るのではなく、犯罪者のプライバシーが隠せなくなることで犯罪は抑制される。人々が今一生懸命隠しているような些細な失敗や過去の汚点は、当然のものとして認知され、誰もわざわざそれを隠そうとはしなくなる。プライバシー漏洩を恐れるのは一部のテクノロジー嫌いだけになる。

 

9. クリエイター、表現者の数が爆発的に増える

テクノロジーが高度に発展した社会では、ほとんどの仕事をコンピュータが担うようになり、接客サービスや創作のような(人としての身体性が強く影響している)仕事だけが残される。また、現在の消費社会が成熟すると人々は提供されるコンテンツを消費すること自体に飽き、より自己表現、自己実現に重きをおくようになる。現在増え続けているBlog、SNSへの投稿などの行動も表現行為の一種であり、既にその傾向ははっきりしている。

 

10. 占いが科学的根拠を伴うようになる

人々から集められた膨大な統計データが分析されるようになると、いくつかのケースで統計的に有意な予測が可能になる。その中には因果が直感的に理解できないものも含まれるだろうし、それはもうほとんど占いと変わらない。

 

11. 優生学は復権する

高度で平等な医療が行き渡り、環境による淘汰が働かなくなった現代の遺伝子の劣化問題は潜在的な課題であり(人類全体の遺伝子が劣化を続けている可能性がある)、それに対するソリューションとして復権する。ただし、かつて問題を引き起こした人種差別的なものではなく、科学的根拠を伴ったものとなる。各個体の価値を最大化するためにも多様性は担保するようコントロールされる。生後の遺伝子改良も可能になるので自分の生まれ持った才能を嘆く必要もなくなる。

 

テクノロジー

12. 機械知能は人間の知能を超える

単純計算や情報伝達でははるか昔から人間の能力を超えていたコンピュータ。最近は認識性能(音声、画像等)でも人間の性能を超える目処がつきはじめた。コンピュータの処理性能、機械学習アルゴリズムは順調に発展を続けており、やがてあらゆる面で人間の知能レベルを超える。その先の未来は現在の人類の知能より高度な知能(機械知能そのものか、もしくはその助けを借りた人類)により創造されていくことになるため、現在の人類には予想することすらできない。

 

13. 高品質な仮想現実の実現

仮想現実は何十年も前から研究開発されてきたが、デバイスやコンピュータの性能が追いつかず、受け入れられるレベルに到達できずにいた。しかし提示デバイス、コンピュータグラフィックス技術等は順調に進歩を続けており、万人が受け入れるレベルの仮想現実は必ず実現される。これにより、人々の体験はますます場所や時間、物質による制約を受けなくなる。例えば、自宅にいながらにしてのほぼ完璧な旅行体験が可能になる。

 

14. 仕事はネットワークゲーム化する

ロボットやエージェントへの指示、ネットワークを通した会議、創作を行うのための最適なインターフェイスが構築されていく。次々に入る情報を元に、コンピュータを通しスピーディーに操作する。その様子はネットワークゲームをプレイする様子に限りなく近くなる。これによって業務の効率は大幅に改善するが、やろうと思えばいくらでも仕事量をこなせるようになるということでもあり、仕事が楽になるとは限らない。

 

15. ペーパレスは実現される

現在デジタルペーパーやタブレット端末に残っているいくつかの弱点はやがて問題ないレベルに克服され、読み書きどちらの用途にとっても紙を淘汰するのに十分なレベルに達する。今やほとんど写真を印刷する人がいなくなったのと同じようにして、デジタルペーパーがある時点を超えるとほとんど紙は使われなくなる。

 

16. 無数のロボットが我々の生活に浸透する

既に普及している掃除ロボットRumbaや、今盛んに研究開発が行われている自動運転車などはほんの序の口に過ぎない。我々の目に見えるシーンで、様々な機能を持った何台ものロボットが、我々の代わりに物理的作業を行う。

 

いかがだったでしょうか。予想する未来の形は人それぞれだとは思いますが、自分の中で確実に来ると思う未来の形を考えることで、今日取るべき行動が見えてくることもあるかと思います。

念のためお断りしておくと、私個人はこれらの変化を非常にポジティブに捉えています。ひとつ言えることは、我々はテクノロジーの恩恵を受けてますます活動の範囲を広げ、効率的になり、生活は着実により便利で豊かな方向に変化し続けるということです。今後もますますスピード感を増す変化の中で、我々の人生観まで大きく変えるような変化も増えるていくのではないかと考えるととても楽しみです。

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