●エフェクトにクオリティー・チェンジがついた
これはかなり使えると思います(ひさびさの自信作エフェクト)。どういうエフェクトかというと、アナログ機材を通した時に見られるダイナミクス変化、またはその逆をシュミレートできるもので、設定値によって、高域を柔らかくしたり、音をクリアにしたり、わずかな歪みを加えてダイナミクスをかせいだりできます(その逆も可能です)。これらはおそらく、アナログや真空管効果、エンハンサー、エキサイターなどに相当するのではないかと思います。
実際に使ってみると、マスタリングにかなりの効果を発揮することが分かります。レベルマキシマイザーと組み合わせればさらに3dbレベルを稼げますし、とにかくクリアで高音の耳障りも良い聞きやすい音になります(もちろん、これらはイコライザなどとは全く違ったアプローチで音を変えています)。とにかく一度自分の作った曲をMSSで録音し、このエフェクトをかけてみてください。その効果を実感できると思います(追従特性を下げると高域が柔らかくなり、減衰特性を上げると音がクリアになります)。
●ファイル関係やオーディオ編集の一部も再生中実行可能に
これで作業効率がよりいっそう高くなったと思います。ファイルを開いたり、保存したりが再生中も可能になりました(もちろん、開く場合はファイルを読みに行く時点で再生は止まりますが)。特に、再生中に保存したい場面はよくあると思うのでずいぶん快適になると思います(SMF書き出しも再生中に可能です)。
さらに、オーディオ関連の編集についても、再生中にコピーが可能になりましたし、その他のコマンドについても再生中に実行可能になりました(再生停止が必要なコマンドについては指定した後で再生が自動的に止まります)。これまでいちいち再生を止めてから行っていた処理をすぐ行えるようになったため、実際に使ってみるといかに効率が良くなっているかを実感していただけると思います。
●ステップレコーディングを強化
これまでステップレコーディング中に小節移動をしようとすると、特に指定している音符の長さが短い場合何度もキーをたたくことになったと思うのですが、今回小節単位の移動を可能にするボタン(キーボードでも可能)が付きました。打ち込み間違いを訂正するため小節の頭まで戻ったり、打ち込みたい場所が小節後半にあるような場合は、一小節進んでから戻って打ち込んだり、小節の頭に音符が集中しているような場合は、必要なものを打ち込んだらすぐ次の小節へ移ったりと、使いこなせばよりいっそう高速な打ち込みが可能になります。
また、これまでデュレーションの%を指定するにはマウスでカーソルを移動するか、TABキーで移動して変更するしかなかったのですが、これがベロシティー、オクターブと同じように、キーボードから変更可能になりました(テンキーの"/"、"*")。
●ピアノロール、スコアロールでのステップレコーディングでもデュレーション指定が可能に
これまでピアノロール、スコアロールでステップレコーディングする場合はデュレーションの%が指定できず、常に100%で打ち込むしかなかったのですが、ここでも通常のステップレコーディング同様、デュレーションが%で指定できるようになりました。これでほぼ専用ウインドウと同等のステップレコーディングがピアノロール、スコアロール上で可能になったことになります。さすがに専用ウインドウと比べるとここでのステップレコーディングは重いですが、グラフィカルにステップレコーディングできるという点で今後はこちらがメインになってくるかもしれません。
●ディアクティブ時にMIDIポートを開放するオプションがついた
MSSは起動と同時に割り当てられているMIDIポートすべてを開き、終了時まで開放しないのですが、これを、ディアクティブ時(他のアプリケーションに制御が移った場合など)に開放するオプションが付きました。これは例えば作ったSMFをすぐに他のプレイヤーソフトなどでテスト再生したりする場合、これまで一度MSSを終了させなければならなかったのが、そのまま再生可能になります(このオプションを指定しておくと、他のアプリケーションに制御が移る直前にMIDIポートを開放します)。もちろんこの場合、次にMSSがアクティブになった時点で、再度MIDIポートを開きますので、MSSの使用にはまったく影響がありません(ただし、このオプションを設定しているとMSSをBGMプレイヤーとしては使えなくなります。このような場合はこのオプションを設定しないようにしてください)。
●引き続きよろしく
もしあなたがお使いの音源の音色表が無い場合こちらで作って、新しいバージョンに添付しますので、音色表と、マニュアル中の、MIDIによる音色の切り替え方が書いてあるページをコピーして以下の住所まで送って下さい(現在は特にエクスパンション音源(Roland、JVシリーズ用ボードの音源版)各種、NS5R、X5DR、EMUのシリーズ、Ensoniq MRシリーズ、Alesis QSシリーズ、その他、エフェクタ類を募集中)。