MSSニュース#38
MSS2.40β2の登録です。今回も前回に引き続き、オーディオ関係のバージョンアップがメインです。
●独自形式のプラグイン対応
というか、今回のβはコレがすべてです(^^; DirectXプラグインなどに対応できればよかったのですが、何しろ仕様も作り方も分からなかったため、とりあえず独自形式のプラグインインターフェイスを実装しました。
実装したプラグインはオーディオエフェクトに特化したもので、「Audio Effect Plug In」と命名しました。AEPとか略すことも可です。「MSSプラグイン」などという名前も考えたのですが、将来的には他のソフトでも使えるようにすることを考えて、デファクトスタンダートを目指したクセの無いネーミングにしました(^^;
というわけで、このプラグインの仕様は完全に公開する予定です。プログラミングに自信のある方は(簡単なので自信無くても大丈夫かもしれません)、是非独自のプラグインを作ってみてください(シェアウェアとしてでも何でも結構ですし、製作にあたって特にこちらに断っていただく必要もありません)。
また、逆にプラグインを使用できるアプリケーションソフトを作っていただいても結構です。プラグインの仕様はDelphi用サンプルプログラムと共に近日公開予定です。このプラグインの正体は単なるDLLですので、DLLが作成可能なプログラミング言語(Visual C++、C++ Builder、Delphi等)全てで作成することができます。
では、とりあえずこちらで作った3つのプラグインを紹介したいと思います。
プラグインをインストールするには、MSSのインストールされているフォルダに「PlugIn」という名前のフォルダを作り、そのフォルダにプラグインファイル(*.dll)をコピーしてください。
インストールしたプラグインを使うには、これまでMSSでエフェクトを選んでいたのと同様に操作すれば、ポップアップメニューから選択することができます。これに伴いエフェクトを編集する時の手順が1つ多くなったように思えるかもしれませんが、ダブルクリックすればこれまで同様にエフェクトの編集に入れます。
今のところ波形編集で、波形にプラグインエフェクト処理を施すことはできません。また、プラグインのLIBボタン(ライブラリ)も使えません。プラグインもまだまだβです(^^;。
●5Band PEQ

これまでMSSに装備していたものとは異なり、ごく標準的な5バンドイコライザです。すべてのバンドで、タイプ(ローシェルピング、ピーキング、ハイシェルピング)、周波数、Q、レベルを指定できます。また、最終出力レベルを指定するATTも装備しています。
動作も比較的軽いので、これまでのイコライザに置き換えてトラック毎に使われるといいかと思います。
●3Band Compressor

3バンドの、いわゆるマルチバンドコンプレッサーです。各バンドでスレシホールドとレシオが設定できます。各バンドを分ける周波数も変更できます。他には、アタック、リリース、ピークRMS、ソフトハード、ステレオリンク、アウトプットレベルが設定できます。
このコンプレッサーはMSSが標準で装備しているコンプレッサーとは基本的なアルゴリズムが異なるため、かなり重くなっています(Celeron450MHzで20%〜40%のCPUパワーを使用します)。これじゃまだまだマスタリング用途にしか使えませんね(^^;。
●FFT Filter

FFT Filterなんて言うと難しそうですが、使う側から見ればただのグラフィックイコライザーです。ただ一般的なグラフィックイコライザーとは異なり、256バンド〜2048バンドとバンド数が多いため、イコライザのカーブをマウスで書いて入力することができるところがポイントです。左側のフェーダーではイコライザのレンジも設定できます。
このエフェクトもかなり重く、最も軽い512ポイント(256バンド)でもCeleron450MHzで30%のCPUパワーを使用します。最高の4096ポイント(2048バンド)ではCeleron450MHzで60%ものCPUパワーを使用しますが、僕の使ってみた感じではよっぽど512バンドで十分だと思います。また、構造上信号がかなり遅れるため、マスタリング用途以外では使えないと思います。
どうも重いプラグインばかりですが、今後はもっとたくさん使えるような軽いプラグインも作る予定です。また、今回のプラグインはすべてフリーですが、今後出すプラグインのいくつかは、単独でシェアウェアにする予定です。
今回のβ版はこんなところです。MIDI関係でもまだまだバージョンアップすべき点があるのですが、このあたりは次回βもしくは正式版までお待ちください。
また、何か要望がある方は今がチャンスですので(^^;、是非メールしてください。現在はなかなか全てのメールには返事できない状況ですが、必ず読ませていただいています。作って欲しいプラグインのアイデアなども歓迎します。