MSSニュース#40


 今回のβ版も前回に引き続き細かい要望への対応を中心に行っています。正式版はこのバージョンから特に機能拡張などは行わず、バグフィックスとヘルプの更新を行ったものになると思います。正式版のリリースは、早ければ今月中になると思います。

コントロールチェンジの塗りつぶし
 ひそかに要望の多かったコントロールの塗りつぶしをようやく実現しました(^^; ピアノロール、スコアロール下のコントロール表示において、コントロールの値を塗りつぶして表示します(値未設定の領域は網掛けで塗りつぶします)。これでコントロールの現在の値が把握しやすくなったのではないかと思います。
 ただ、複数トラックを表示する場合などは、逆に塗りつぶしてしまうと他のトラックのコントロールが見えなくなり困りますので、塗りつぶしをするかどうかは設定にしておきました。環境の設定の「コントロールを塗りつぶす」がそれです。

イベントを選択、編集時に送信
 イベントリストにおいて、イベントを選択したときとイベントを編集し、確定した時にそのイベントを送信するように改善しました。これで、イベントを一つずつ送信し、イベントの送信されている様子を確認することが可能になりました。また、編集したコントロールの値が即座に反映されるようになりました。

オーディオレコーディングの改善
 これまで、オーディオレコーディングのカウントオフ中にはオーディオの再生は行われませんでしたが、今回のバージョンからカウントオフ中にもオーディオの再生を行うようにしています。これで、MIDIを使うことを前提としない、オーディオトラックのみの使用がより現実的になりました。

 オーディオレコーディングのタイミングについても改善を行っています。これまでも、録音と同時に再生するように設定されている状態では、正確なタイミングでレコーディングが開始されていたのですが、録音中は再生しないように設定されている場合、場合によってはレコーディングの開始タイミングが遅れる可能性がありました。
 これは、新たに録音したトラックと既に録音されているトラックの再生タイミングのずれにつながります。今回のバージョンでは、録音と同時に再生しないように設定されている場合でも、録音と同時に再生するように設定されている場合同様、正確なタイミングでオーディオレコーディングを開始します。

 また、サウンドカードによっては、オーディオレコーディングの開始命令をサウンドカードに送ってから、実際にサウンドカードが音のとりこみを始めるまでに若干の遅れがあったり、逆に早まることがあることがわかり、これを補正する設定を設けました。オーディオデバイスの割り当ての「Delay」がそれです。
 例えば、MIDIの再生をオーディオトラックに録音し、MIDIと録音したオーディオを同時に再生したとき、MIDIの再生に対してオーディオの再生が若干手前にずれていた場合は、オーディオの録音開始タイミングが遅れていたことになります。Delayの欄にサンプル単位で補正値を入力すると、この遅れがなくなります。
 Delayには、遅れを補正する場合はマイナスの値を、早まりを補正する場合はプラスの値を入力します。例えば、44.1kHzで30ms録音開始タイミングが遅れる場合、Delayの値は44100*-0.03=-1323になります。

オーディオとMIDIの同期の改善
 これまでオーディオとMIDIの同期を補正するには補正値を入力する必要がありましたが、補正値を正確に算出するには、オーディオとMIDIを何分か同期再生させ、そのずれを計るという面倒な作業が必要でした。今回のバージョンでは、指定したサウンドカードのタイミングにMIDIが自動的に同期するため、このような作業は必要ありません。
 同期するサウンドカードの設定は、オーディオ環境の設定で行います。設定次第では従来通り、同期補正なし、補正値を入力しての同期補正も可能です。

オーディオ編集の改善
 オーディオ編集のほとんどで、プログレス表示を行うよう改善しました。これで長い編集に待たされている間でも、PCが止まったのではないかと心配する必要はなくなったのではないかと思います(^^;
 また、これまでオーディオ編集画面での再生では、無条件にループ再生を行っていたのですが、今回のバージョンからループ再生、通常再生(ループ地点で停止)が切り替え可能になりました。切り替えは、オーディオ編集ウインドウ右上についたループボタンで行います。

プラグイン正式バージョン登録
 MSS2.40正式版に先駆けて、プラグインの正式バージョンを登録してしまいました(^^; βに付属していたものに比べ、インストーラー付属、ライブラリ機能の実装、その他の細かいバグフィックス、改善などが行われています。これらを2.30β3以前から利用するには、インストールされたAEPファイルをPlugInフォルダにコピーする必要があったのですが、2.40β4では、インストーラーを実行するだけでMSSから利用可能になります。

新しいプラグイン2種類
 AEPにFrieve Multi Tap Delayと、Frieve Peak Driverを追加しました。それぞれ、最大32のディレイを指定可能なマルチタップディレイ、ピークカーブを指定可能なデジタルディストーションです。どちらもそれほど重くないので、気軽に使っていただけるのではないかと思います。


 今回のバージョンアップ点は以上です。

 掲示板にも書いたのですが、MSSユーザ増加に伴い、サポートの中心をメールから掲示板に移行します。今後MSSに対する質問、要望などはすべて掲示板へお願いします。掲示板のアドレスは、http://www.frieve.com/cgi-bin/mssbbs.cgiです。このアドレスへはHtml Helpからリンクしています。

 また、MSS本体に対してHtml Helpのダウンロード数が異常に少なく(10%以下)、ある程度成熟したと思われるような質問(オーディオが再生できない、音色表について、本体、Helpのインストールのしかたなど)が、毎日のようにメールで寄せられている状態です。そこで、MSS2.40の正式版は、本体とヘルプをまとめて配布しようと考えています。インストーラーもつきますので、ファイルサイズは今までの倍くらい(以上?)になるかもしれませんが(^^;、どうかがまんしてダウンロードしてやってください〜〜〜m(_ _)m