SC−88Pro登場


 ついに出ましたか、噂は聞いていましたが意外に早い登場でしたね。僕がSC−88を3ヶ月待ちで買ったのは2年半前のこと、あれからずいぶんと対抗音源も出ましたが、やっと本命ローランドが新機種SC−88Proを出してくれました。早速ショップに注文したところ、今月(10月)末には入荷できるとのことで、SC−88の時に比べるとずいぶん簡単に手に入ってしまいそうです。ただ、初期ロットというのが心配ですが・・(初期のSC−88がバグだらけだったのは有名な話。僕が今持っているSC−88もその一つです)。
 さて、肝心の音質ですが、Computer Music Magazineの付録CD−DAにデモソングを発見しましたので、これを聞いた感想を書いてみます。
 やはりエフェクトがかなり強力になったことがあって、ディストーションギターなどの再現性はかなり向上したように思います。さらに、これはローランドの音源すべてに言えることなのですが、ウエーブのループが長いのもいいですね(気のせい!?)。しかし、聞いた瞬間DTM音源の音質なのはいただけません。SC−88ほどではないものの、ローランドのDTM音源独特の音の薄さが目立ちます(自分の曲などを鳴らしてみないとはっきりとは分かりませんが、ドラム音色などは明らかに薄かったです)。これは、ローランドがプロフェッショナル音源とDTM音源の位置づけを明確にするためだと思われますが、ウエーブ容量40MBをJV−1080のような厚い音にするために使うのではなく、ほとんど音色数を増やすために使ってしまったというのはちょっと残念です。これではDTM音源として以外で使うことはあまり考えられないでしょう。
 とはいうものの、デモにはありませんでしたが、ピアノにはかなりの容量を割いているようですし、ドラムセットが増えたのはとても嬉しいことです。個人的には、TR−909セットが独立したというのが嬉しいですね(TR−909大好き人間)。ま、これ以上の詳しいレポートはモノが届いてからということで。届いたら同時にSSL用音色表も登録すると思います。
 そうそう、KORGからも強力なDTM音源が出ましたね。NS5Rってやつです。なんとGS、XG対応というとんでもない仕様です。64ポリだし、32マルチだし・・これでますます僕のX2と05R/Wの立場がない・・。いやいや、まあそれは仕方がないとして、やはり嬉しいのはコンビネーションが使えるところですね。このNS5Rもプリセット384、ユーザー128のコンビネーションを持っていまして、これはDTMにとどまらず、ライブや、プロフェッショナルな音楽製作にも十分使えるモードです。普通の音色(プログラム)に関して言えば、音色数1177に対してWave容量12MBではちょっと少ないような気もしますが、この音源に使われているAIスクウェアシンセシスというのはかなり強力な音色エディットが可能な上に(ただし、やはりレゾナンスはないと思われます。TRINITYにはありましたが)、いつもKORGの音源はプリセット音色がとてもよく作り込まれているので問題はないでしょう。ただ、マルチで使うとなぜか音がこもるという特徴もやはり持っていると思うので(エフェクトが悪いのか、単にサンプリング周波数or出力周波数が低いのか・・)DTMをメインに使うには少し妥協が必要かもしれません。まあ、性能はどうあれ多分僕は買いませんけど。それは、TRINITY音源とも言うべきものの出現を待っているからです。いまさらAIスクウェア出されたって魅力を感じませんよ→KORGさん。でも、DTM音源としてはまだまだ許されるのかな・・うーん。