Frieve-Aによる音楽機材ベストチョイスその後


 前回からいくつか新製品の発表があったため、適当にランキングを入れ替えておきます。

●ソフトウェアシンセ編
 ベストチョイス:VSC−55
 セカンドチョイス:S−YG20

 ま、この2つしか出てないと思いますけど。でも、両者の差はほとんどないです。まあ、GSが欲しいか、XGが欲しいか、その差だけだといっていいでしょう。あと、世の中にはWinGrooveなるソフトウェアシンセが存在しまして、これは、かなりよく出来ています。音色はループが完全でなかったり、未完成を感じさせる部分もありますが、ソフトの性能的には、他の2つをしのいでいるのでは。ただ、明らかに(いや、確証はありませんがかなりの確率で)Rolandの音源からサンプリングしてるような音色ですので、Rolandから何か言われたら、それが最後のような気がして恐いです。恐らく、これがなければ僕はこれをベストチョイスにしていたでしょう。

●DTM音源編
 ベストチョイス:SC−88Pro
 セカンドチョイス:SC−88VL

 やっぱProでしょ。ここのところ何日もSC-88Pro用にデータを移植していてわかりましたが、SC-88との差は大きいです。さらに、Pro買ってしまうとSC-88用のデータなんて作る気失せてしまうという、DTM作者の傾向もありまして、今後SC-88Pro用データの割合が飛躍的に増す事になりそうなのです。
 さて、MU90も発売されましたが、これは・・僕としてはもっとパワーアップしてほしかった。目立った進歩は、各パートの2バンドEQ、インサーションエフェクト1系統追加(さらにエフェクトアルゴリズムの増加)などですが、魅力的なのは各パートのEQくらいですね。MU90がほしくなる理由は不十分であるといえるでしょう。僕がXG系の音源を評価しない一番の理由は音の細さ、薄さです。これは、こういう飾り気のない音が欲しくなるときも確かにありますが、かといって太い音が出せないと言うのでは困ります。何故こんなに細い音なのか。何も知らないながら勝手に予想すると、圧縮+ループの短さでしょう。圧縮に関しては全く分かりませんが、このループの短さでは音程以下の、例えば胴なりの低周波の情報などは全く省かれた状態にあるのではないかと予想されます。今回のMU90の広告にROM容量はありませんでしたね。恐らくSC-88Proが40MBという数字を出しているため、それに対抗できる数字でないと出すわけにはいかないのでしょう。はっきり言って、そんな各パートのEQやらエフェクトに凝っている時間があれば波形ROMを数十メガにしていただきたい。企画がしっかりしているだけに、悲しい事です。今度またSC-88Proの後継機種が出た直後には、そんな音源を期待します。
 MU100も出ますね。発売が来春と言うのは遅すぎる気もしますが・・。僕は、1Uであると言う事、一応XG音源も1台は持っておきたいという理由と、FM音源、ハーモナイザーを拡張する事を前提に買うかも知れません。個人的な理由ながら、ちゃんとしたFM音源を持っていない僕にとって(サウンドブラスターを時々使ってみるくらいはするが)FM音源ボード(?)はなかなか魅力的ですね。でも、やっぱり普通の人にすすめる事はしません。
 しかし、やっぱり普通のシンセ(↓)と比べると、SC-88Proもかなり音悪いですね。なんというか、音に固さがなく、音がふわっとしているのです。これって、YAMAHAの音源を欲しくなる理由になりますよ(YAMAHAの音源はけっこうアタックはっきりしてますから、シーケンスなにはむいているかも。ドラムはリリースが短くて特定のジャンルにしか使えませんが・・)。さらに、KORG以外のDTM音源では、ほとんど派手な音は出ないですね。KORGは、SE系のPadとか充実してて、いわゆる、鳴らしているだけで様になってくれる音も多く入っています。そんなKORGの音源にも音がこもる(NS5Rのデモはあまりそうは聞こえなかったけど)、やっぱり比較的ループが短いなど、課題は多いです。
 DTM音源としての位置づけを考えると、安く、音色数の多い音源を作ればいいのかもしれませんが、僕は、これくらい企画のしっかりした。完全な音源が欲しい。つまり、数十万円したとしても、GSまたはXGに対応した、いい音のするシンセが欲しいのです。これって僕だけでしょうか(・・いや、まじで僕だけかも・・うーん)。

●普通のシンセ編
 ベストチョイス:JV−2080
 セカンドチョイス:JP−8000

 Rolandの新機種、JP−8000が登場しました。これは、いい。バーチャルアナログはある程度出ていますが、このシンセはなかなか完成しています。この値段でポリ仕様なのも嬉しいですね。ノードリードと比べても、かなり魅力的ですよ。やっぱり。

●オールインワンシンセ編
 ベストチョイス:XP−50
 セカンドチョイス:TRINITY Plus

 これは、変わらずです。まあ、メーカーさんにとってもそう簡単に新機種出せるジャンルでもないでしょうしね。