SONY α350 レビュー

コンパクトデジカメの画質や撮影の幅に不満が出てくる→デジタル一眼レフが欲しくなるという、ものの見事にメーカーの販売戦略に乗せられた形でこのほどα350を購入しました。

キャノン、ニコンという2強がいる中であえてSONYのこのデジカメを選んだのは、これまで使っていたコンパクトデジカメがCybershotだったというのもありますが、何よりこれまでのコンパクトデジカメと同じ感覚で撮影でき、かつ高速なオートフォーカスを実現するという高性能なライブビューを搭載した唯一の機種だという理由からで、ほぼ迷うことなくこの機種に決定しました。
α350にはボディー、ズームレンズキット、高倍率ズームレンズキットのラインナップがありますが、私はこのうちレンズ交換なしに様々な撮影が楽しめそうな高倍率ズームレンズキットを選択しました。付属するレンズはAPS-C専用のDT 18-200mm F3.5-6.3 SAL18200で、35mm換算だと大体27~300mmになります。
高倍率ズームレンズというのは画質の点では不利なことが多いようですが、さすがに今まで使っていたコンパクトデジカメよりはずっと良くなるだろうと思うところがありました。それに加えてズームの範囲が大きくなることで撮影の幅が広がれば、十分デジタル一眼レフにする意味がある、と考えました。
また、できることならレンズは1本で済ませたいという思いがありました。それは、まずデジタル一眼レフならではのレンズ交換のわずらわしさや埃問題にはできるだけ関わりたくないという理由。そしてもう一つ、レンズ交換にははまりたくないという理由からです。
デジタル一眼レフはレンズを交換できるのが醍醐味の一つなんだろうとは思います。しかし個人的には、何かと時間が足りない現代で、いくらそこに楽しみがあるとはいえ、この先カメラのレンズについて考える時間など取られたくないという思いのほうが強くありました。カメラをどうしようかと考えるのは多くても1年に1回くらいにしたい。自分にとって”機材”について考えるような時間の余裕はそれほどないんです(もちろんそう思っているのは最初だけでまたメーカーの戦略に乗せられてしまうのかもしれませんが…。)
そんなわけで、手元にはα350高倍率ズームレンズキットが届きました。
これまでのコンパクトデジカメに置き換えて日常の撮影に使ってみた最初の感想としては、大げさになった割に画質もそれほど変わらないな…というものでした。
最も気になったのはサイズで、コンパクトデジカメではポケットやカバンで気軽に持ち歩けたものが、カバンに専用のスペースを確保してやらないと持ち歩けなくなりました。ちょっと子供と散歩に行くにも首からぶら下げていくことになり、この大げさな感じばかりは何とかならないかと切に思います。
次に大げさだと感じたのは、シャッター音。コンパクトデジカメはこれに比べればほとんど無音ですし、そもそも家庭に入ってくるハイテク機器の中で今時こんれほど先鋭でメカニカルな音を出す機器は他に無いわけで、PCや他の家電の中にあって非常にレトロに感じます。
しかし、これには割とすぐに慣れることができました。今ではこの音があるほうが撮った気がするだろうと言われれば、そういう捉え方もあるだろうと思えますし、PCのノイズなどと違って一瞬の音なので、それほど不快でないというのもあるかもしれません。
一方であまり気にならなかったのは重さ。高倍率ズームレンズキットの場合、レンズを含めた重さは約1kgと、最近の軽量ノートパソコン並です。確かにα350を持った後にコンパクトデジカメを持つとあまりの軽さにびっくりするほどですが、サイズが大きいからか、この重さにはさほど違和感も無く、撮っている時もあまり重さを意識することはありませんでした。
長い時間持っていると若干腕に負担がかかるような気もしましたが、それも最初のうちだけでした。もっとも、ここからさらに500g、1kgと重くなるとまた状況も変わってくるとは思います。
肝心の画質については期待が大きかっただけに、最初は若干裏切られたような気がしました。具体的には、購入初期の段階でいくつかの対象を撮り比べた結果、私が所有している中で最も画質のよいコンパクトデジカメDSC-W200と比べ、精細感で劣ることが多々ありました
決してぶれているわけではなく、ピントもしっかりと合わせ、精細な絵を得るためにα350の方をしっかりと絞っての比較も行ったのですが、この傾向は変わりませんでした。高倍率ズームレンズを選んでしまったからか…と、一瞬青ざめました。
しかし、さすがに高感度に関してはセンサーサイズが大きいこともあってかα350の方が圧倒的に良く、DSC-W200ではISO400程度から目立ち始めていたカラーノイズもα350ではほとんど気になりません。またフラッシュの出力が大きいのか、フラッシュ撮影の仕上がりはずっとよく、積極的にフラッシュ撮影をしたくなります。
デジタル一眼レフを買った動機のひとつに、ボケを生かした写真を撮りたいというのもありました。私と同じようにこの理由でデジタル一眼レフに乗り換える人は少なくないと思います。しかし、これも室内で子供などを撮ったりする分には、少なくとも付属の高倍率ズームレンズでは絞りを開放にしても若干ボケるかな、くらいで、そんなに劇的にボケてくれるものでもありません。デジタル一眼レフの作例では明るい短焦点レンズで撮影したものも多く、そういう写真が特徴的で記憶に残りやすいため、一眼レフを使えば何でもかんでもぼかした撮影ができるような錯覚を刷り込まれていたのかもしれません。
広い撮影範囲をカバーする高倍率ズームレンズですが、今やコンパクトデジカメでは当たり前のマクロ撮影ができないのも気になります。付属のレンズの最大撮影倍率は0.27倍。小さい花などは画面いっぱいには写せません。
レンズ交換式なんだからマクロレンズを使え、と言われるわけですが、コンパクトデジカメを使ってきた身としてはやはりそれでは不便です。
しかしこれに関しては、α350のライブビュー時に有効になる2倍までのスマートテレコンバートが活用できました。3.5Mピクセルになりますし、言ってしまえば単なるトリミングではありますが、手軽に2倍までズームできるので、最大撮影倍率で言えば実質0.54倍まで持っていけます。マクロレンズの代わりとまではいかないものの、これでカバーできるケースもありそうです。
そして、オートフォーカスが思いのほか遅いのも予想外でした。これはオートフォーカスアルゴリズムが悪いのではなく、付属の高倍率ズームレンズはオートフォーカスのモーター駆動に、最悪の場合(端から端まで駆動する場合)で約1秒かかるからです。
付属の高倍率ズームレンズは、高倍率故に他のレンズと比べてもオートフォーカスに時間がかかるようです。せっかくライブビューで位相差オートフォーカスが使えても、こればっかりはどうしようもありません。また電源を切る度に無限遠にフォーカスが移動され、電源を入れた直後にはそこからピントを合わせにいくので、電源を入れて近くの被写体を撮り、また電源を切るというような使い方をしているとピントが合うまで毎回1秒かかることになります。これはかなりの遅さです。
一旦ピントが合ってしまえば、2度目以降はそこから合わせにいくため1度目と比べればすぐに合焦するので、とりあえずの対応としてあまりこまめに電源を切らないようにするという手が使えます。最初の1回はコンパクトデジカメのオートフォーカスと比べてもどうなんだろうと思うほどの遅さですが、2度目以降のオートフォーカスはさすがにコンパクトデジカメよりはずっと高速です。
撮影間隔もW200と比べてずっと短い印象で、連続しての撮影では気持ちよくシャッターを切れます。しかし、高速で動く被写体などにピントを合わせようとするとやはり力不足で、そういう使い方をしようとすると結局高倍率ズーム1本で済ませるのは諦めるか、超音波モーター搭載レンズなどが必要になってくるんだろうなぁと思います。
そんなわけで最初の数日間は勝手に大きくなっていた期待と現実とのギャップに悩まされたりもしたわけですが、数日間使ってみてこのカメラに慣れてくると、これまででは撮れなかった写真もいろいろと撮れるようになってきました
まずは当然ながらズームを生かした写真。W200のズームは3倍なのに対し、高倍率ズームレンズキットのレンズは11.1倍。遠くのものを手軽に大きく撮れるのはもちろん、コンパクトデジカメと違い、レンズを一ひねりすれば一気にズームできるので、コンパクトデジカメではズームするのがわずらわしくてほとんどの写真を広角端で撮っていたのに対し、α350では常に様々なズーム域を使って写真を撮るようになりました。
その結果、後から撮った写真を見ると自然とバリエーションが増えていた、ということがありました。また、これまでは子供の写真も広角端で撮ることが多かったため、多少デフォルメされたように写っていることが多かったのですが、ある程度距離を置いてズームして撮ることが増えた結果、より写真が自然になったというのもありました。
解像度はW200の方が良いこともあると書きましたが、色に関しては随分良くなったと思います。第一印象でたまたま解像度の方が気になってしまい、そのせいで色にはあまり目が行っていなかったのですが、W200と比べはっきりとノイズが少なく、滑らかで、実際の見た目よりも安定感のある色で撮ってくれます。ここまで画素数が上がったデジカメにおいて、ぱっと見で綺麗に見えるために重要なのはむしろ色であると実感させられます。
また、期待していたほどボケなかったと書きましたが、それでもコンパクトデジカメと比べたらもちろんよくボケます。絞りを開放にし、ズームさせてもっともボケる条件にしてやることで、このレンズでもそれなりのボケを作ることができます。
それほど背景がボケてくれない標準のズーム域でも、コンパクトデジカメと比べれば背景はボケてくれるわけで、その微妙なボケが被写体を際立たせるのに重要な役割を果たしてくれることもあるわけで、このちょっとした差が重要だったりします。
最後に、ライブビューはやはり便利です。手の届く範囲で自由にカメラを動かしてアングルを決められるメリットは捨てがたいものがあります。というより、コンパクトデジカメから乗り換える人間にとってみれば、できて当たり前なのです。それに加え、ライブビューにも関わらずオートフォーカスはこれまでよりずっと早く、ずっとすばやいシャッターが切れる。これは便利です。
一方、ファインダーもコンパクトデジカメのそれとはまったく違い使ってみると意外と便利です。特に明るすぎる場所では液晶が見づらく、逆に見やすくなるファインダーを使いたくなります。α350のファインダーはあらゆるデジタル一眼レフの中でも見にくいそうですが、ファインダーは液晶と比べるとレスポンスが良く、小さいながらも綺麗なのは(CCD、液晶でAD/DAされたものではなく、撮像素子に当たる光がそのまま見えるのは)魅力的です。
液晶のほうが最終的に撮影される絵がイメージしやすいので基本的にライブビューを使用していますが、ファインダーも積極的に使っていきたいと思わせてくれます。
以下のページに、花などの写真数点+グアム旅行で撮った写真を載せておきます。すべてα350高倍率ズームレンズキットのみで撮影しています。画像サイズはM(7.7M)が基本で、一部スマートテレコンバート使用で3.5Mのものもあります。サムネイルをクリックすると元画像を表示します。
http://www.frieve.com/~frieve-a/photo/20080713/index.html
画像の一括ダウンロードはこちら(zip、389MB)
ダウンロード
期待が大きかった分最初はがっかりすることもありましたが、結果としてはより綺麗で、より幅広い写真を撮れるようにしたいという目的は、α350を導入することで十分果たせたのではないかと思います。

Frieve Editor Version 1.22

Frieve Editor Version 1.22の新機能について解説します。
・検索機能の強化
Version 1.22ではエディタとしての基本的な機能である検索機能を強化しています。これにより、特にカードの数や本文の量が多いデータで快適な検索ができるようになりました。
まず当初から要望の多かったグローバル検索(検索結果の一覧表示)にようやく対応しました。EditメニューのSearch(Ctrl+F)を選択するとデフォルトでグローバル検索になります(これまでの1箇所づつの検索を行う場合はGlobal Searchのチェックを外します)。画面右に検索結果のリストが一覧表示され、項目をクリックすることにより検索キーワードを含むカードを表示することができます。
次に、「前を検索」に対応しました。EditメニューのFind Previous(Shift+F3)で利用できます。F3キーによる「次を検索」で行き過ぎてしまった場合でも、これからはShift+F3で前の検索結果に戻ることができます。グローバル検索と合わせてお使いください。
最後に、ネット上の検索サイトを利用したネット検索に対応しました。具体的には、選択中のカードタイトルや、編集中のテキスト、選択中のテキストを検索キーとした検索を行うことができます。これにより、調べ物をしながらの思考がよりスムーズに行えるようになっています。
使い方は、Browserタブや画面左のカードリストでカードを選択しているか、Editorタブなどで何らかのテキストを範囲選択している状態で、Editメニューや右クリックメニューのWeb Searchから適当な検索サイトを選択します。ブラウザが開き、選択したサイトの検索結果が表示されます。Ctrl+Wキーを押すことで、最近使った検索サイトで即座に検索をかけることもできます。
Web Searchで使う検索サイトは、Frieve Editorをインストールしたフォルダにあるsetting2.iniに書かれています。使わない検索サイトを消したり、他によく使うサイト(検索に限らず)を追加することも可能です。
・関連テキスト表示機能
本文を編集中に、リンクしているカードの本文を見たいと思うことがあります。これまでは、ウインドウ左のカードリストやEditorタブ下のリンクリスト(表示されていない場合はウインドウ下のエディタとステータスバーの間からドラッグして持ち上げると表示されます)で本文を見たいカードに表示を切り替えるのが最も手っ取り早い方法でしたが、今回のバージョンかはらリンクしているカードの本文を表示しながら本文を編集することが可能になりました。
この機能を利用するには、Editorタブ左上に新しく設けられたRelated Textボタンを押します。このボタンが押されている状態では、Editorタブ右側にリンクしているカードの本文が一覧表示されます。この機能により、複数のカードに書いたメモからまとめ書きを作ったり、他のカードとのつながりを考慮した文章作りなどが簡単に行えるようになりました。
・ファイルをドラッグしての外部リンク挿入に対応
外部リンクとは、他のファイルやURLをカードに関連付け、開くことができるようにする機能です。外部リンクはカードの本文中にファイル名やURLを記述することで設定でき、本文中のファイル名もしくはURLの書かれた行をCtrl+クリックするか、Browser上でそのカードをCtrl+Shift+クリックすることで開くことができるものです。
これまで外部リンクとしてファイルを挿入するには挿入メニューのNew Ext Linkから挿入するか、直接本文にファイル名を記述するしかありませんでしたが、今回のバージョンからFrieve Editorのウインドウにファイルを直接ドラッグしての外部リンクの挿入に対応しました。
Frieve Editorのウインドウにファイルをドラッグすると、カードを選択した状態ではカードの本文に外部リンクが挿入されます。カードを選択していない状態では、ファイル名をタイトルとするカードが作成され、そのカードに外部リンクが挿入されます。いずれの場合も複数の外部リンクを同時にドラッグして作成することができます。これまでは操作が面倒で外部リンクを挿入していなかったファイルもどんどん関連付けてみてはいかがでしょうか。
・その他
他にも今回のバージョンではサポート掲示板などで要望のあったいくつかの機能を実装しています。
一部のエディタで使われている、ピリオドなどの数で階層を表したテキストファイルの読み込みに対応しました。この機能を利用するには、FileメニューのImportからHierarchical Text File 2を選択します。この機能の動作としてはまず指定したファイルの最初の1文字を階層記号として認識し、そこから行頭に階層記号がある行はカードタイトルであると判断、階層記号の数が増えるほど下位ノードとして扱います。行頭に階層記号のない行の内容は本文として扱います。
本文からカットしたタイトルで、かつ現在のカードからリンクしたカードの作成が可能になりました。従来から大量のカードを手早く作る方法として、適当なカードの本文の1行ごとに新しく作成したいカードのカードタイトルを入力し、それを複数行選択した状態で右クリックし、Cut to New Card Titleを選択する方法があります。今回のバージョンではさらに、新しく作成される複数のカードに元のカードからリンクを張りながら作成することが可能になりました。この機能は、本文の右クリックメニューからCut to New Card Title with Linkを選択することで利用できます。
カードの自動整理方法に、カードリストのカード順にカードを整然と配置するアレンジ、Matrix(Index)が加わりました。カードを2次元にリスト表示する感じでしょうか。
 
スコア表示に本文の長さを追加しました。この機能を利用するには、ViewメニューのScoreからScore表示をONにし、同じくViewメニューのScoreからText Lengthを選択します。これにより、本文の多く書かれているカードとそうでないカードを簡単に見分けることができます。
これまでカード選択時、カーソルの移動に少し遅れてオートスクロールしていましたが、今回のバージョンからカードを選択すると同時にスクロールするように変更しています。ほとんどの方には問題にならないと思いますが、オートスクロールを使用中は実質的にカードがダブルクリックできなくなりますので、カードをダブルクリックして本文を編集と言う操作を多用される方はViewメニューOthersからNo Scroll Lagのチェックをはずすことで従来と同じ動作になります。また、Ctrl+Eを利用して本文の編集に入るのも一つの方法です。
最後に、季節的には少し遅れてしまいましたが、Browserタブの背景アニメーションにSnow、Cherry Blossomを追加しました。Viewメニュー、Others、Background Animation Typeから選択できます(背景アニメーションがOffになっている場合はさらにViewメニュー、OthersでBackground Animationをチェックする必要があります)。気分にあわせてお使いください。

Frieve Editor Version 1.21

Frieve Editor Version 1.21の新機能について解説します。
・階層状自動整理への対応
Frieve Editorの特徴は、各種自動整理やViewボタン、アニメーション機能により、同じデータでも様々な視点から見て思考をめぐらせることができるところにあります。今回のバージョンアップでは、アウトラインプロセッサや他のアイデアツールを使ってきた方にもなじみの深い視点である階層状表示に対応しました。
階層状表示を利用するには、まずルートになるカード(ルートカード)を選択し、画面上の押しピンボタン(赤いボタン)の右に新設されたルート指定ボタン(星から線が延びているボタン)を押します。ルートに指定されたカードには、画面左のカードリストでタイトルの左に「>」が表示されます。ルートカードが指定されている状態でArrangeボタンを押してTree(Radial)を選択することで、階層状の自動整理を行うことができます。

この自動整理を行うと、画面左のカードリストのIndexが自動的に階層順に整理され、カードタイトルもインデント付きの表示になります。また、この自動整理を行っている状態では、以下のような操作が可能になります。
・子カードを持つカード右下に表示される「+」「-」ボタンを押して、あるカード以下のカードの表示/非表示を切り替える。
・画面左のカードリスト右上の上下ボタンを使うか、Browser画面でカードを上下にドラッグして、同じ階層レベルでの順序を入れ替える
また、階層状に自動整理している間も他の自動整理の時と同様、カーソルキーでのカードの移動や、リンクをドラッグしてのカードの階層間の移動、Insertキーによる子カードの作成、Enterキーによる兄弟カードの作成などの操作が可能です。今回の新機能にこれらの従来からの機能を組み合わせることで、専用のMindMap系ソフトやアウトラインプロセッサに近い操作感で使用することもできます。
その他、複数のカードをルートカードに指定することで、Browser上に複数の階層を同時に表示させることも可能です。大きくなりすぎた枝を切って新たなTreeとしたり、複雑にリンクで絡まったデータを重要ないくつかのカードをルートとした階層で表示してみるなど、様々な使い方が考えられると思います。

・ファイルリスト
画面左にマウスカーソルを移動すると、現在編集中のファイルのあるフォルダに保存されているFrieve Editorファイル(*.fip)のリストを表示するようにしました。現在のデータが編集されていない状態ではワンクリックでファイルを開き、編集中の状態(グレー表示)ではダブルクリックで確認の後ファイルを開くことができます。
ファイルメニューを辿るのに比べて簡単にファイルを開けるほか、複数のデータから目的のデータを探すときや、複数のデータに大して少しずつ編集する必要があるときなど、便利にお使いいただけると思います。
ファイルリストは画面左にマウスカーソルを移動する度に表示されるので、もし普段ファイルリストを使わないようであれば、ViewメニューのOthersから非表示にすることも可能です。
・その他
最初のバージョン以来、初めてアニメーションを追加しました。1つは画面下からカードがランダムに跳ね上がるRandom Jump、もう一つはあるカードを中心に、リンクがつながっているカードを次々に表示するRandom Mapです。これまでのアニメーションとあわせてお使いください。
その他、何人かのユーザの方からご要望をいただいていた、フォーカスカーソルのアニメーションON/OFFの設定(Viewメニュー、Others、Cursor Animation)、カードリストの横幅の次回起動時再現、カードリストの表示非表示の設定(Viewメニュー、Others)などが可能になっています。

Frieve Editor Version 1.20

Frieve Editor Version 1.20の新機能について解説します。
・基本編集機能の充実
今回のバージョンアップは、Frieve Editor公開以来の要望である基本的な編集機能の充実が中心になっています。
まず、カードの各種編集、本文の編集、カードの自動整理など、あらゆる編集に対して最大10回までのUndo、Redoが可能になりました。これにより、失敗を気にせずダイナミックな編集が可能になったと思います。Undoメニューには、何の操作についてのUndoかが表示されるようになっています。デフォルトのUndo回数は10回ですが、setting.iniファイル内の[File]セクション、UndoTImesの値を変更することで、Undoの回数を増やすこともできます(ただし、あまりUndo回数を多くするとメモリを大量に消費します)。
次に、カードの複数選択操作が可能になりました。複数のカードを選択するには、画面左のカードリストで、ドラッグ、Ctrlキー、Shiftキーを押しながらのクリックなどの複数選択操作を行うか、Browser画面で、Ctrlキーを押しながらカードを追加選択するか、何もないところをShiftを押しながらドラッグして、範囲指定選択を行います(Ctrl+クリックをカードの複数選択操作に割り当てたことで、これまでCtrl+クリックで行っていた外部リンクを開く操作が、Ctrl+Shift+クリックに変更されています)。
複数選択したカードに対しては、さまざまな操作を一括して行うことができます。例えば、複数のカードが選択されている状態でカードをドラッグすると、選択カードはまとめて移動されます。カードのTitle、サイズ、形、固定(押しピン)、ラベルを変更した場合、全ての選択カードについてそれらの変更が適用されます。つまり、複数のカードを選択して、それらをまとめて大きくしたり、形を変えたり、ラベルをつけるなどの操作を行うことができます。
カードに対してのカット、コピー、ペーストも可能になっています。1つもしくは複数選択したカードについてコピーし、ペーストしてカードの複製を作成したり、他のファイル(*.fip)に貼り付けることもできます。選択したカードに関連するリンクやラベルは自動的にコピーされるので、ペースト先でもリンク構造は保たれます。複数のfipファイルの内容をまとめて1つのファイルにしたり、たくさんの話題の書かれたfipファイルをトピックに応じて複数のファイルに分けるような操作が比較的簡単にできるようになりました。
今回の編集機能の充実でようやくまともなソフトらしい編集機能が一通り揃い、ほっとしているところです(^^;
・操作性の改善
何人かの方からご要望をいただいていた、Browser画面上での本文編集に対応し、カード間の関係を見たまま本文を編集できるようになりました。この機能を利用するには、ViewメニューのTextで、Edit In Browserを選択します(デフォルトでON)。この状態でカードをダブルクリックすると、カードのすぐ下に本文編集ボックスが表示されます。
編集ボックスでBrowserの表示を隠したくない場合は、同じViewメニューのTextで、Browser Right、Browser Bottomを選択することで、編集ボックスをBrowser画面右もしくは下に表示することもできます。本文を頻繁に編集する場合は、Always Show Editorを選択し、常時Browser画面にEditorを表示しておくこともできます(この機能は、本文の編集位置がUnder the Card以外の場合で有効です)。
キーボード操作でBrowser画面上に本文編集ボックスを表示するには、Browser画面でCtrl+Shift+Eを押します。この操作は、Edit In Browserがチェックされていない場合にも有効です。また、Ctrl+Tでのカードのタイトル編集ボックスの表示にも対応しました(カードが選択された状態での、マウスのシングルクリック操作に対応)。
何らかのアニメーションが行われている場合などはBrowser上ではエディタのレスポンスが悪くなるため、Browser画面での使用を中心にちょっとした本文を書くにはBrowser上でのテキスト編集を、本文中心のデータを作るにはEditorタブを、と使い分けていただけるといいかと思います。
・その他
Version 1.13において見た目を変えたことで、現在選択中のカードが少し分かりにくくなってしまいましたので、今回のバージョンから選択中のカードについてカーソルを表示するようになっています。これにより、現在のカーソル位置やフォーカスの移動がはっきりと分かるようになったと思います。
また、これまで日本語表示に対応していたのはメインメニューのみでしたが、今回全てのポップアップメニューまでを日本語表示に対応しました(日本語を表示するには、ViewメニューのChange LanguageからJapaneseを選択します)。
最後に、これは実際の使い勝手には関係ありませんが、ちょっとした背景のアニメーション表示に対応しました。Viewメニュー、OthersのBackground Animationをチェックすることで使用できます。静止したおなじみの画面よりも、リラックスして思考にふけることができるような動きを、ということで、とりあえず今回は画面上を縦線、横線が移動するMoving Lineと、水中の気泡をイメージしたBubbleの2種類を用意してみました。お好みでお使いください。斬新なアイデアを発想するためにはまずリラックスすることが大事と言われていますので、今後もリラックスを助けるようなアニメーションを追加していくことができればと考えています。

Frieve Editor Version 1.13

Frieve Editor Version 1.13の新機能をご紹介します。

・表現力の向上
 まず、カードの形に加えて、リンクの線も点線、破線など5パターンから選択できるようになりました。リンクの意味分類などのためにお使いいただけると思います。過去のプロジェクトのリンク線をまとめて新しい形に変更したい場合は、EditメニューのChange Shapeから、全てのリンクの形を一括して指定した形に変更することができます(カードの形も同様にまとめて変更できます)。
 次に、先頭1~2行分の本文をティッカー表示可能になりました。この機能を利用するには、ViewメニューのCardからTickerをチェックし、1 Lineもしくは2 Linesで先頭何行分の本文をティッカー表示するかを指定します。
 ティッカー表示はかなり目立つため常用には向きませんが、たくさんのカードの中にどんな内容を書いたのか分からなくなったときなど、一時的にティッカーをONにすると複数のカードの内容を同時に眺めることができます。
 これまで外部リンクで指定した画像ファイル(本文中に書かれた画像ファイル名)をカード内にサムネイル表示する機能がありましたが、今回のバージョンからは画像に加え、ビデオの表示にも対応しました。これもかなり目立つ上、ビデオのサイズによってはかなりのCPUパワーを要しますが、様々なビデオを一覧表示させることができ、新たな用途が広がるのではないのではないかと思います。ビデオファイルはmpg、aviに対応しており、ネット上のファイルをストリーミング再生することも可能です。
・見た目、視認性の向上
 今回のバージョンは使ってみてお分かりいただけるとおり、見た目に影響するところに色々と手が入っています。
 まず、カードについては、カードの影の描画と、カードを2段階の色で表示する簡易グラデーション表示が可能になりました。これらの機能はデフォルトでONになっており、それぞれViewメニューのCard、Shadow、GradationからON/OFFすることが可能です。
 リンクについては、基本サイズがやや太くなった上、縁取りの描画が可能になっています。縁取りについてはデフォルトではOFFですが、ViewメニューのLink、HemmingからON/OFFすることができます。
 Version 1.11から対応した壁紙を使った場合、壁紙の種類によってはカードやリンクが見づらくなることがありましたが、これらの機能によりそのような問題が起こりにくくなったと思います。各機能はONにするとそれぞれ少し描画のための負荷が高くなりますので、もし描画が重いと感じられた場合はこれらの機能をOFFにすることで以前のバージョンと同等まで改善することができます。
 その他、2倍、4倍のアンチエイリアスにも対応しました。アンチエイリアスを使うとかなり描画が遅くなるためあまりお勧めしませんが、使用するとよりブラウザの描画を滑らかにすることができます(ViewメニューのOthers)。
・その他
 これまで機能が割り当てられていなかったブラウザの右クリックメニューから各種編集が可能になりました。これにより、これまでショートカットを覚える必要があったような操作も、右クリックメニューから快適に行えるようになりました。
 フルスクリーン画面についても多くの改良を行っています。これまでフルスクリーンモードはほとんど閲覧のための機能しか備わっていませんでしたが、今回のバージョンから、Browser画面と同等の編集などの操作が可能になりました。フルスクリーン画面では画面上部にマウスカーソルを移動すると、メニュー及び編集用のツールバーが表示されます。新しく加わった右クリックメニューと合わせて、快適な編集を行うことができます。
 フルスクリーン画面では通常表示と比較してより多くの情報が表示できるため、本文が重要でないカード中心のデータでは積極的に編集画面としてご活用いただけると思います(F10キーを用いることで、フルスクリーン画面にすばやく切り替えることができます)。
 また、カード、リンクのデフォルトサイズ、形、固定設定が可能になりました。デフォルトの形などを指定するには、既存のカードもしくはリンクを選択し、右クリックメニューからSet as Defaultを選択します。この操作を行うと、今後作成されるカード、リンクにはデフォルトに設定したカード、リンクの形などが適用されます。これにより、様々なカードやリンクの形がより活用しやすくなったのではないかと思います。

Frieve Editor Version 1.11

Frieve Editor Version 1.11の新機能をご紹介します
・自由視点カード自動整理の拡張
今回もFrieve Editorの最も大きな特徴である自由視点カードの自動整理機能を拡張しています。まず、新しい自動整理方法として、カードを格子状に整然と整理するArrange、(Matrix)が可能になりました。データによってはこれまで以上にカードが重なりにくく、一覧性が増し、リンクの関係なども見やすくなると思います。
次に、あるカードから逆方向にN回以内のリンクで繋がっているカードのみ表示するLink Limitationが可能になりました。Link Limitationは、あるカードからN回以内のリンクで繋がっているカードのみに制限して表示する機能で、これまでのバージョンでは、リンク方向を考慮しない制約と、順方向のリンクのみに制限する制約が可能でした。これにより、大量のカードがあるようなデータでもあるカードと関連の強いカードのみ表示したり、順方向のリンクのみに制限することで、任意のノードを基点とした階層構造や、Mind Map的な図を即座に表示することができました。
今回のバージョンから対応した、リンクを逆方向に制限したLink Limitationでは、例えばカードを事象、リンクを因果関係としたようなデータにおいて、あるノードを終端とした特性要因図(CE図)、フィッシュボーン図のようなものをたちどころに表示することができます。
逆方向Link Limitationを使用するにはVIEWボタンを押し、Limitationタブを表示し、Link Limitation(リンクによる表示制限)、Direction(リンクの方向を考慮した表示制限)をONにし、さらにBackward(逆方向リンクに制限)をチェックします。どの程度までリンクを遡るかについては、スライドバーでその深さを調節します。
さらに、現在選択中のカードと特定のカード(ターゲット)の間のリンク構造のみに制限してカードを表示するLink Limitationも可能になりました。ここでもカードを事象、リンクを因果関係としたようなデータを例にすると、現在選択中のある事象が、どういう経緯でターゲットの事象に影響を与えるのかを分析することなどができます。
ターゲットカードを指定した表示制限を行うには、VIEWボタン、Limitationタブの、Link Limitation(リンクによる表示制限)をONにし、Targetの右にあるNo AssignとなっているボタンのSelectから、もしくはBrowser画面でAltキーを押しながらカードをクリックしてターゲットカードを選択します。
この状態で、あるカードを選択すると、選択したカードとターゲットカードの間にあるリンクで繋がっているカードのみが表示されます。Link Limitationのスライドバーでは、選択カードからターゲットカードまで、何リンクで辿れるルートを表示するかを指定します。さらにリンク方向(Direction)による制約を加えると、正方向(Forward)もしくは逆方向(Backward)に辿れるルートのみ表示します。
・操作性の改善
まず、要望の多かったBrowser画面でのカーソルキーを使ったカードの移動に対応しました。基本的な操作としては、カーソルキーの上下左右を押すことで、押された方向にある最も近いカードに移動します。リンク関係を考慮した移動を行うには、Ctrlキーを使用します。Ctrlキーを押しながらカーソルキーの上下を押すことで、それぞれ最近表示した親カード(リンク元のカード)、子カード(リンク先カード)に移動します。
Ctrlキーを押しながらカーソルキーの左右を押すことで、それぞれ兄弟カードを時計回り、反時計回りに移動します。Shiftキーを押しながらカーソルキーの上下左右を押すことで、リンクされているカードに限って最も近いカードに移動することも出来ます。
ショートカットを使ったBrowser、Editorの切り替えにも対応しました。Ctrl+Bでブラウザ、Ctrl+Eでエディタに切り替えることが出来ます。
次に、カードの自動整理をカードのドラッグ中にも継続するようにしました。これまではカードのドラッグ操作中にはカードの自動整理は停止してしまい、自動整理の結果が意図したものと異なってしまった場合など、カードをドラッグしてもすぐ元に戻ってしまい、修正が大変でした。
今回ドラッグ中でもカードの自動整理を行うようにしたことで、ドラッグ中のカードの位置の影響を受けながら他のカードの位置が決まるようになり、自動整理結果の修正が容易になりました。
その他、最近表示したカード3枚の強調操作をShiftキーからSpaceキーに変更、同じラベルをまとめてドラッグ操作をShiftキーからCtrlキーに変更し、他の操作との組み合わせで意図しない動作が起きにくくしています。
・その他
画面右下に、Browserの全体を表示するOverviewを表示するようにしました。大量のカードがあるデータで、一部を拡大表示しているような場合でも、現在どの領域を表示しているのか。どのようにカードが整理されているのかなどが分かりやすくなったと思います。
自由に動かしたくないカードは、画面上、ラベルボタン左に新しくできた押しピンボタンで位置を固定することができるようになりました。カードの位置を自分で決める用途でも、これまで以上に便利にお使いいただけると思います。
Version 1.11ではBrowserなどの見た目を向上させるいくつかの機能向上を行っています。まず、カードの形に、中央に小さく図形を表示し、その上にカードのタイトルを中抜き表示する7つの新しい形が加わりました。新しい形を使うことでより表現の幅が広がったと思います。
これらの新しい形は、図形が中央に小さく表示されることでリンク構造が見やすくなる上、中抜きの文字が目立つので、多くのカードからリンクされるようなカードに使うといいかもしれません。
また、フォントとBrowser画面の壁紙がカスタマイズ可能になっています。たまには気分を変えるためにフォントや壁紙をカスタマイズしてみるのはいかがでしょうか。

Frieve Editor Version 1.10 新機能紹介

今度のバージョンは少し大きい機能追加を行ったので、Version1.05→Version 1.10としました。今回もここで新機能のいくつかをご紹介したいと思います。
・類似度でアレンジ機能
Frieve Editorの特徴であるカードの自動整理機能に、カードのタイトル、本文の類似度(Similarity)による整理機能が加わりました。具体的には、タイトル、本文のテキスト解析を行い、類似する内容のカードが近い位置になるようにカードの位置を整理します。これによって、例えば思いつくままにカードを大量に入力し、その後リンクを張る際、関連がありそうなカードを自動的に近づけることが可能になりました。既に大量のカードやリンクを入力済みのデータについても、似たようなカードの重複や、リンクの張り忘れを見つけるために役立ちます。
この類似度の計算にはある程度の処理時間がかかるため、他の自動整理と異なり、Similarityによる整理を有効にした時点からある程度の時間をかけてテキスト解析を行い(間違って選択してしまった場合などのために、途中でキャンセルできるようになっています)、その結果を用いてカードの整理を行う仕様になっています。その後カードのタイトルや本文が変更されても類似度には反映されず、Refreshボタンを押すか、再度Similarityによる自動整理を選んで初めて最新のテキストで類似度計算が行われます。
解析にかかる時間はデータに大きく依存し、例えばタイトルしか入力されていないカードばかりのデータでは600枚くらいのカードがあっても1秒程度で解析が終わりますが、しっかりと本文が書かれたカードばかりのデータでは200カードそこそこでも1分以上の時間がかかることもあります(2GHz程度のCPU使用時)。
その他の用途としては、類似で整理された結果を見てどんなラベルで分類するかを決めるための参考にする、blog記事の書き溜めなどのメモ用途に使われている場合も、似た内容の記事が近づくように整理するなど、様々な用途でお使いいただけると思います。既存のデータをSimilarityで整理してみても、何か新しい発見があるかもしれません。
・カードタイトル読み上げ機能
選択したカードのタイトルをMicrosoft Agentを用いて読み上げる機能です。
WindowsXPでこの機能を利用可能にするには、Microsoft Agentが日本語を読み上げるために必要な下記の各ファイルをダウンロード、インストールを行ってください。
http://activex.microsoft.com/activex/controls/agent2/lhttsjpj.exe
http://activex.microsoft.com/activex/controls/agent2/AgtX0411.exe
http://activex.microsoft.com/activex/controls/sapi/spchapi.exe
その他のOSの場合や、上のリンクが切れている場合は(割と頻繁にアドレスが変わっているようです)、「Microsoft Agent」のキーワードで検索し、必要なコンポーネントをインストールしてみてください。インストール後、ViewメニューからRead Aloudが選択できるようになっていれば、この機能を利用することができます。
ViewメニューからRead Aloudをチェックすると、画面にMicrosoft Agentのキャラクターが現れます。この状態でカードを選択すると、エージェントが選択したカードのタイトルを読み上げます。この読み上げ機能は、各種アニメーション中にも有効です。目からの刺激に加えて耳からの刺激が加わることで、よりいっそうあなたの思考が活性化される…?かもしれません。
・その他
要望の多かった本文の右端での折り返しは、ViewメニューのText、Word WrapからON/OFF可能になりました(デフォルトでON)。これで長い本文も書きやすくなったと思います。
同じくらい要望の多かったタイトルの改行についても、今回のバージョンから対応しました。タイトル中で改行するには、Browserでカードタイトル入力中にCtrl+Enterを押すか、画面上のTitle入力部分で開業したい部分にnと書きます。これにより、カードタイトルがどうしても長くなってしまう場合にも、Browser上ですっきり表示させることが可能になりました。
Version 1.05で実装したスコア機能については、これまでのスコアに加え、様々な種類のスコア計算式に対応しています。これにより、例えばリンクの上流にいるカード、リンクが多く張られているカードなどを簡単に見つけることができるようになっています(EditメニューのSort Card、Scoreと合わせて利用すると便利です)。
いかがでしょうか。これらの機能によって、Frieve Editorはまた一段とアクティブな思考を助けてくれるソフトになったと思います。
どうぞ引き続き日々の思考のお供にご活用下さい。

DSC-T100 vs DSC-W200

以前DSC-T1とDSC-T100の比較記事を書きましたが、あれから間もなくして家内用のカメラだったDSC-T1が壊れてしまったのと、既に買ったT100がなかなか良かったこともあって、今回家内用にDSC-W200を購入しました。
DSC-T100とDSC-W200は発売時期、価格ともに非常に近いですが、T100はデザイン重視、810万画素1/2.5インチCCD、光学5倍ズーム、高精細大型液晶、W200は1210万画素1/1.8インチCCD、光学3倍ズーム、光学ファインダーやマニュアルモードありと、かなり性格的に異なった製品に仕上がっているためどちらにしようか悩んでいる人もいるのではないかと思います。
上記のような事情でたまたまうちには2機種とも手元にありますので、今回はDSC-T100とDSC-W200とで同じ被写体を取り比べてみることにしました。
今回も実際の写真は以下のページに置いています。今回は原寸で見なくてもある程度の差が分かるように、前回よりサムネイルを大きめにしてみました。縦横回転している写真は、フリーソフトであるAZURE automaticで回転させたものです(回転させても画質の劣化がないそうです)。
・DSC-T100 vs DSC-W200 実写サンプル
http://www.frieve.com/~frieve-a/photo/20070708/
まとめてダウンロードはこちらから(zip, 25.3MB)
ダウンロード
今回も例によって「素人」でどの程度の絵が撮れるのかを検証するためオートモード固定で、記録画素数は良く使われると思われる3Mモード、全て手持ちという条件で撮影しています。被写体も室内などあまり明るくないシーンが中心になっています。
見ていただければ分かるとおり、実際に撮れる絵は概してW200の方が良く、精細感、発色、ノイズの少なさなど、あらゆる点でW200の方が上です。今回は3Mピクセルで記録していますが、コンパクトデジカメ&室内という条件でこれだけ3Mピクセルにびっしり情報が詰まったような絵が撮れるのは素直にすごいと思います。
オートモードの動きの感覚はT100とほとんど同じで、私のような素人にはほぼオートモードで大丈夫と言えます。ただ、手振れ補正がついているとはいえ少し暗いとすぐシャッター速度が1/30より遅くなってしまうので、まだまだド素人では手振れ写真を量産してしまうかもしれません(こまめに高感度モードに切り替えることをお勧めします)。
欲を言うと普段よく動く子供の写真を撮ることが多く、色々設定しているうちにシャッターチャンスを逃してしまうことも少なくない身としては、より何も考えずに何もかもオートモードで取れるように、シャッター速度の下限を例えば1/40秒などに設定できるようにするか、そういうモードを備えて欲しいですね。
ズームに関してはT100の方が光学5倍ズームと、ズームのスペックが少し高くなっていますが、T100はズームするとかなり精細感が損なわれますので、絵作りのためでなく単にズームした絵が欲しいだけであればT100の光学5倍ズームで撮るよりも、W200の光学3倍ズーム+スマートズーム(トリミング)で撮るか、後からトリミング、拡大したほうが画質的には有利だと思います。
W200を選ぶ際に最も気になるのではないかと思われる液晶画面ですが、T100のそれと比べるとスペックに現れる画素数やサイズ以上に色の再現性や視野角の差が大きく、プログラムやマニュアルモードでホワイトバランスを決めたり、上下や横からかなりの角度で液晶を覗き込んで構図を決めたい場合などはスペックに不足を感じることがありました。撮った写真を人に見せる時にも、もう少し綺麗に表示できたら…と思うこともあるでしょう。
しかし、正面で構図を決めたり、撮った絵の最低限の確認をする分には(拡大してぶれていないかを見るなど)これでも事足りると思います。同じ写真を撮り比べて液晶で見る分にはT100の方が綺麗に見えますが、パソコンに取り込んだり、テレビに表示するとW200で撮った写真の方がずっと綺麗です。
その他、W200は光学ファインダーや、モードダイヤルもあり、デザイン優先のT100と比較すると操作性も幾分よくなっています。ただ、ポケットから出すと同時に直感的にレンズバリアの操作で起動でき、電源OFF後もさっとポケットにしまえる分、機動性は微妙にT100の方がよさそうです。サイズ、重さ的にはW200の方が微妙に厚く感じる程度で、両方持っていなければ気にならないほどの差です。
こうなるとT100とW200の選択は簡単で、デザインや液晶を重視し、本体の液晶で人に写真を見せたりする用途も考えるならT100、画質を重視し、本体の液晶での鑑賞はほとんど行わず、PCやテレビ、印刷しての鑑賞が主ならW200、ということになるかと思います。
撮り比べて思ったのは、こっちを自分用に買えばよかったかな(^^;ということです。それくらい画質が違います。1210万画素とは言えこれまで廉価モデル扱いだった
Wシリーズのモデルですから、Web上でのサンプルやレビューを見ながらも本当にどの程度の絵が撮れるのかな?という感じでしたが、実際のところかなり良かったというのが正直な感想です。画質的にはかなりお買い得だと思いますよ。

Googleの開発環境に思うこと

あまり新しくもありませんが、Googleの開発環境について書かれているエントリを見つけました。
http://blog.livedoor.jp/heitatta/archives/54439839.html
さすがGoogle、まさにITをフル活用した次世代の社内開発環境です。
近年のオープンソースコミュニティーの開発の速さには目を見張るものがあります。他人の作ったコードを寄せ集め、修正、改良し、新しい付加価値を加えてまたそれを公開する。それをものすごい人数が、ものすごいスピードで当たり前のようにやっていて、日々無数のソフトが改良され、無数の新しいソフト、サービスが生まれ、またそのサービス同士もまたものすごいスピードでマッシュアップされ、そこにまた新しい付加価値が生まれる…。
当然会社での開発とは異なり開発メンバーは固定しておらず、自分のスキルが生かせるのであればどこにでも首を突っ込むことができます。他のメンバーが気に入らなければ、参加をやめるのも、枝分かれして開発するのも自由。
この世界にいる人は、
・母国語を喋るような感覚で超高速コーディングできるのが当たり前
・やはり母国語のように他人のコードを理解し、使いこなすのが当たり前
・思いついたらどうこう考える前に即作るのが当たり前
・やりたいことをやり、つまらなくなったらやめる
・自分の得意なことだけやり、苦手なことは他の得意な人におまかせが当たり前
・わずらわしい開発期間やコスト、人間関係や組織の壁、政治の心配など一切なし
という感じで、開発者から見てまさに理想に近い世界に暮らしている様子。開発に集中したい人間にとってはとても効率が良い仕組みで、生産性が高いのもうなづけます。普通の企業でも2~3番目くらいまでは得意な人を見かけますが、4番目以降はさすがにオープンソースでの開発ならではといったところでしょう。
上のGoogleの記事を見て、Googleというのはこういったネット上で生まれた新世代の開発環境を、社内で実現してしまったのだな、と思いました。
私も周りの同世代と比べてもそれなりにプログラムができるつもりでいましたが、こういった新世代のエンジニアと比較すると
・個人や組織での分担された開発が主で滅多に赤の他人のソースなど見ない
・他人のソースを利用できないので思いついたことを実装するにもそれなりの時間が掛かる
・だから何か面白いアイデアが思いついても作ろうという決心がつくまでも長い
・今与えられている仕事の責任もあり、そう簡単に方向転換できない
・歳をとったのか、こういった新世代についていこうにも全然腰が上がらない
…など、気づかないうちに完全に時代遅れの人間に成り下がっていることを思い知らされます。たまたま今の仕事はプログラムを書くことがメインではないので何とか成り立ってはいますが、30歳にしてこの世界で世代遅れになってしまっていることは恐ろしい現実です。
ソフトウェアやサービスを会社ぐるみで開発しようとしたとき、Googleの開発環境は恐らく今一番効率の良いものの一つだと思います。しかし他の企業がこのやり方をまねようと思っても、これだけ世代が違うとなかなか難しいでしょうね。
大きな組織に一旦根付いてしまった仕組みを変えたり、新しい仕組みを定着させるのは大変なことです。ある程度の規模の既存の企業にこのような仕組みか、さらに上をいく仕組みを取り入れようとすれば、まずは仕組みづくりやその必要性の議論に時間が費やされ、仮にスムーズに導入が決定しても変化についてこれない人などが現れるのは必至。一時的な生産性の低下は避けられず、大きなリスクとなります。
さらに、このあたりの仕組みは当然これからもものすごいスピードで洗練されていくはずで、Googleのやり方ですら古くなる時代もそう遠くはないでしょう。せっかく新しい仕組みを導入しても、その時その仕組みがまだ有効である保障はありません。
このようにめまぐるしく変化する世の中で、我々は一体どのように立ち振る舞っていけばいいのでしょうか。
個人的には、今後100年くらいかけてこのような変化に追従可能なベンチャー企業の独断場になるのではないかと予想します。そしてやがては上に書いたような理想がさらに具現化され、自分のやりたい仕事を好きなだけ行い、自分の仕事が生んだ付加価値分の報酬を受け取れる仕組みが出来ると(blog記事に関しては、アフィリエイトの普及で既にその仕組みが完成しつつあります)、いよいよ会社組織の成り立たない個人の時代になるかもしれません。