Monthly Archives: June 2006

SHARPのFAX、UX-F50CWレビュー

忙しい日が続いていたため、久しぶりの更新です。
またしばらく買い物&レビュー日記になってしまうかもしれません(^^;
今回購入したのはSharpのFAX、UX-F50CWです。
http://www.sharp.co.jp/products/uxf50cl/index.html
前から使っていた黒いFAXはせっかく全体的に白くした新居に合わないこと
限りなくずっと気になっていたので、今回は念願の買い替えです。

左=親機、右=子機
このFAXのいいところは、何と言ってもその売り文句通り「しまえるトレイ」
です。基本的にできるだけ生活感を出さないインテリアが好きなので、
台の上などにポンとFAXが置いてあって目立つというのはあんまりやりたくない、
かといって例えば棚の中などに入れようとすると、普通紙を給紙するための
トレイの高さが邪魔をして、棚の中で高さ方向にスペースを取ってしまうのです。
今時ほとんど書類のやり取りはメールですし、普段滅多にFAXを送ることも
受けることもない、それならいっそ電話にするという選択肢も考えました。
ただの電話なら、インテリアショップで扱っているものまで含めるとかなり
いい感じのものもあります。しかし中には未だにFAXしか受け付けてくれない
ところも多く、意外といざ必要な時に使えないということになってしまうのです
(普段FAXをあまり使わない人間にとってはすっかり負の遺産化してますね…)。
というわけで、家電量販店で店員さんに、普段はトレイをはずしておいて必要な
時だけ(トレイ無しで)手差しで印刷できる機種は無いのかと聞いてみました。
結果はやはり基本的にトレイは付けておかなければならないものらしく、
トレイがしまえるこの機種をお勧めされました。
この機種なら、必要なときだけトレイを引き出して給紙することができますし、
普段は給紙部が完全に隠れてしまうこのデザインはインテリア的にもかなり
点数が高いのではないかと思います(たとえ他の機種でトレイ無しで給紙が
出来たとしても、給紙部が丸出しになってしまうわけなので)。
その他の細かい使い勝手は、大して他の機種と比較したわけでもないので何とも
言えません。ただ、留守電、ナンバーディスプレイ対応、子機でも親機でも
電話帳が使える、FAXは画面で内容を確認してから印刷できる、など、一通りの
機能は揃っています。家庭で使うには申し分ない仕様だと思います。ちなみに
買値は…2万円台だったと思います(大分前に買ったのであまりよく覚えてない)。
普通の電話、FAXの価格は本当にこなれましたね!
何はさておき、とにかく見た目が前に使っていたFAXよりずいぶん良くなったので
それだけでもう大満足です。
ところで、このFAXを買うときに1つだけ迷った機種があります。それは、
Panasonicのどこでもドアホン VL-SW105Kです。
新居にも当然ドアホンはついているのですが、家の1箇所からしか出ることが
できずとても不便を感じていたのです。ですからこのドアホンと電話のセットは
給紙トレイのことを差し置いてもかなり魅力的に映りました。ただ、やはり
インテリア的なところを考えると本体も子機もデザインがイマイチだったり、
新居に最初から付けた新品のドアホンを早速入れ替えるのは環境的にどうなのかと
言うのもあって、結局Sharpの機種に軍配が上がりました。
既に機能的に洗練されているカテゴリーの製品というのは、何か今までに無い
ちょっとした工夫が大事です。それと同時に生活に馴染んでいてあまり存在を
意識したいものでなくなっていることもあってデザインがとても
重要なんですよね。時計なんてその最たるものだと思います。
そういう意味では、大手家電メーカーには今後デザインを特に重視した
炊飯器、電気ポットはもちろん、スピーカーなんかも色々と出して欲しいですね
(Frieve Audioとか作ってる私が言うのもおかしな話ですが)。そういえば最近
ブレイク気味のNespressoも、使い勝手はもちろんデザインで普及したところも
大きいと思います。ちなみにNespressoは1号機を購入して数年、未だ愛用中です。

自動音場補正について #3 音場補正のパラメータ調節

今回は、Frieve Audio M-Classの自動音場補正のパラメータに調節方法ついて
解説したいと思います。
・補正の強さ
何%補正をかけるかのパラメータです。基本的に100%で問題ありません。
・平滑化
周波数に対して補正をどの程度細かく行うかのパラメータです。スライダーを
動かしてみると、0では各周波数ごとにかなり細かく、100ではかなり大まかに
補正されるのが分かると思います。

0
33

66

100
測定位置において周波数特性をよりフラットに近づけたいのであれば、0にした方が
よいということになります。しかし、周波数特性は部屋の場所によって大きく
異なるものです。測定位置において周波数特性をガチガチにフラットにすると
いうことは、その他の位置での周波数特性が逆に暴れてしまう可能性があることを
意味します。
このパラメータを0に設定すると、測定マイクを置いていた位置に頭を固定し、
全く体を動かさない状態では最適なバランスに聞こえるかもしれません。しかし、
音響特性をよく考えて作られた部屋でもなければ、少しでも頭の位置を動かすと
バランスが崩れてしまう場合がほとんどです。
周波数特性を平滑化すると、そこまで厳密な補正が行われなくなる分、
スイートスポットは広く確保することができます。部屋の位置によって周波数特性が
大きく変わるような場合は、平滑化は50以上など、大きめにしたほうが良好な結果が
得られるかもしれません。音響特性がよく考えられた部屋、機材の配置をよく
吟味してある部屋では、部屋の中を移動しながら試聴し、0~30程度の間で
調節するとよいでしょう。
・補正範囲
周波数特性を何Hz~何Hzの間で補正するかを設定します。基本的にここでは、
スピーカーの周波数レンジと、マイクの周波数レンジの狭いほうを設定します。
スピーカーの周波数レンジ、マイクの周波数レンジは、それぞれスペックの
「再生周波数帯域」、「周波数特性」から拾ってきてもかまいませんが、
環境によって実は思ったほど低域が出てなかったり、ダイナミックマイクを
使った場合や、指向性マイクを使った場合は高域がとれていなかったりする
可能性がありますので、イコライザ画面の「測定結果の確認」ボタンを押し、
エネルギーが確認できる周波数範囲から少し狭いくらいを入力すると
よいでしょう。

図では、30Hz~14kHzほどまでエネルギーを確認できるが、補正を行うのは
35Hz~12kHz程度にしておく
補正範囲を入力すると、補正特性がイコライザ画面下のグラフに表示されます。
低域や高域であまりに補正特性が大幅になる(+18dBを超えるような)場合は、
補正範囲をさらに狭めるべきです(そこまでの周波数をフラットにするには、
スピーカーもしくはアンプに限界がある可能性が高いです)。
また、Frieve Audio M-Class上での補正幅があまり大きくなりすぎると
フルデジタルでない(DAコンバーターが介在する)システムではSNが低下する
恐れもあります。周波数特性の測定結果に基づいて一度アンプのトーン
コントロールだけを用いてできるだけフラットな周波数特性を作っておき、
そこで補正しきれない分だけをFrieve Audio M-Classで自動補正するのも
手でしょう(Frieve AudioM-Class以外のソフトや普通のCDプレイヤーなどを
使って音楽を聴くこともあるなら、なおそうするべきです)。
・終端
補正範囲で指定した周波数範囲の外側を、どの程度補正するかを設定します。
0では補正範囲で指定した周波数範囲の外側の周波数は補正しません。
100では外側の周波数を、補正範囲で指定した周波数の終端の補正幅を利用して
補正します。
補正範囲がスピーカーの再生周波数帯域いっぱいのようであれば、0に指定します。
周波数帯域に余裕があり、マイクで測定しきれていないような場合は50以上の
値に設定してもいいでしょう。
次回は、音響特性の測定に用いるマイクについて解説します。