Monthly Archives: February 2007

自動音場補正について #4 補正用マイクなどの紹介

このコラムも随分間が空いてしまいましたが、今回たまたま自分用に周波数特性
補正用マイクを購入したので(Frieve Audio M-Classを使った周波数特性の測定を
行う度にリビングに仰々しいマイク、ミキサー類をセットアップするのが面倒で、
もっと手軽に測定できるようにしようとリビングでの測定専用マイクを
用意することにしたものです)、この機会にコラムの続きを書きたいと思います。
購入したのは以下のマイク&ミキサーです。
BEHRINGER ECM8000(全指向性コンデンサーマイク)
BEHRINGER XENYX 802(コンパクトミキサー)

サウンドハウスにて購入。かかったお金は送料、代引手数料込みで15,235円でした。
10年前はこれくらいのものを購入しようとすると5万円以上のコースだったことを
考えると、音響機器の価格破壊もここまできたかという感じです。
ECM8000は、全指向性専用の測定用コンデンサーマイク。特性表を見る限り周波数、
指向特性共にまあまあフラットで、あまり手で補正しなくてもそれなりの結果が
得られそうです。
XENYX 802は、ファンタム電源付きマイク入力が2系統ついたコンパクトミキサー。
マイクプリ部に自信ありげな製品であるのと、何よりファンタム付きミキサーの
中でも格安だったことが決め手となり、選択しました。
オーディオインターフェイス、ミキサー、マイクを接続し、リスニングポイントに
どんとマイクを立てて測定です。
早速周波数特性の補正を行いざっと聴いてみた感じでは、こんなに安い機材を
使っているにも関わらずしっかりと補正できているな、という印象です。
どの音域でも特定の周波数が飛び出すことなく、耳障りに感じることがありません。
測定結果をプロットしてみても、重要な帯域を無理なく測定できているようです。

もっともより厳密な測定をするためには周波数特性表がついたマイクを使ったり、
オーディオインターフェイスのAD/DA、マイクプリアンプ、ミキサーの特性を
差し引いたイコライジングを行う必要がありますが、こんな簡易測定でも何も補正を
行わないのと比較すればその差は歴然です。
Frieve Audio M-Classの自動周波数特性補正を試している人の中には、とりあえず
パソコン付属のマイクや、手持ちのダイナミックマイクを使っている人も
いらっしゃるかもしれませんが、そういった方に是非この組み合わせを
お勧めしたいと思います。
こんな機材を追加するだけでも(オーディオへの投資と考えれば、費用対効果は
相当なものです)、かなりの精度での測定が可能になりますよ。