Do-Tsubo Column


第1章 「壺」

 04年01月31日

……それは、壺。 壺を買った。
新興宗教ではない。
それは、まるで荒々しい玄武岩をくりぬいたかのような重厚さを持った壺である。 壺の上部には水が溜まるようになっていて、不思議なことに、そこから水が湧き出てくる。 次から次へと溢れ出てくる清水は、岩肌…もとい、壺肌を流れ落ち、側面に開いた穴の中へ 流れ落ちていく。流れゆく水は軽やかな音をたて、聞く人の心の汚れをも洗い流してくれる。

今すぐ正座したくなる。
そしてサムエを着たくなる。
そして日本刀を傍に置きたくなる。
そして国歌の「コケのー♪」という一節を口ずさみたくなる。

店頭で見つけ、まさに「一目ぼれ」してしまった、壺。
これが、そのお壺様である!!!
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つぼ。


高さは約40cm。説明書には「ポリエチレン製」と書かれている。
ビッグサムで \4980。消費税を入れても \5229。 ただし、壺の上に乗っている植物は別売りである。\148×2。

枕元に置いて寝るとトイレに行きたくても行けない夢をみる…
…かどうかは分からない。

家で飽きたら、会社に持っていって机の上に置くつもりだ。 会社の俺の机には、クラシック調の電気スタンドとか、 クラシック調の扇風機とか、鬼塚ちひろのCDとか、冷蔵庫とかが既に置いてある。
起きている時間の大半を過ごすであろう会社。その環境を豊かにすることが、 人生を豊かにする秘訣でないハズがない。




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