Do-Tsubo Column


第3章 「右の壺・左の壺」

 04年06月17日

新聞の読み比べにハマっている。
新聞を複数取っている…のではない。 出勤して、自動販売機でお茶を買って、パソコンの電源をいれて・・・閲覧する。※注
 ttp://www.yomiuri.co.jp/
 ttp://www.asahi.com/
それぞれの社説を読み比べるのが、これまた面白い。
例えばイラクで人質になったNGOについて。 読売は「自己責任」と切り捨て、朝日はそのような社会を嘆く。
例えば日本の自衛隊派遣。 読売は「当たり前のこと」と全てを擁護し、朝日はその危険性を指摘する。
右の読売、左の朝日、と言われるが、そんな事はどうでもいい。 2大主要紙の主張がこうも違っているとは、とにかく面白い。 まさに自由の象徴なのだろう。
明らかに他方の主張に対抗して書かれたと思われる記事が載る時もある。 こうなってくると、まるでスポーツ観戦。 いつの間にか、自分の考えに近い新聞を応援している。

今日の読売新聞の社説。
『先の国連安保理決議に基づく国際協調体制の下で、日本の自衛隊が多国籍軍に加わり、人道復興支援を継続するのは、国際社会の一員として、当然の責務である。 ところが、与野党を通じて、憲法上の疑義がある、とする声がある。』
などと、まるで慎重論者を見下しているかのような書き方だ。
慎重論者の私は、これにカチンとくる。
 軍事行動の正当性を主張する前に少しは理想社会を語れよ、とか。
 そもそも、読売の社説は「〜の声がある」とか「〜と考える人がいる」とか、 なんとなく人をバカにしたような書き方が多いんだよ、とか。
・・・ひととおりムカついたところで、朝日の天声人語を読む。 『奇術師の苦悩というのがあるそうだ。』という書き出しで、 奇術と奇弁をかけた絶妙な構成。多国籍軍への参加をやんわりと、かつ痛烈に批判している。 これにはスカッッッとさせられる。

それにしても、面白い。

※注)会社でインターネットを見ているのは、あくまでも「休憩時間」扱いです。




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