アイデアプロセッサ、Frieve Editorの本文エディタへChatGPTの呼び出し機能を追加するバージョンアップを行いました。 GitHubでリリース済みのVersion 2.00よりご利用いただけます!
Frieve EditorのGPT連携機能は、有料の(しかし極めて安価な)OpenAI APIを利用して実現されています。OpenAIのAPIの利用にはOpenAIアカウントの作成、クレジットカードの登録が必要です。OpenAI API Keyの取得方法については、OpenAI APIのWebサイトをご参照ください。
APIキーさえ取得できてしまえば、機能の利用自体は至って簡単です。
カード本文のEditorにて、EditメニューのGPT、あるいはCtrl+Gキー(おすすめ)より、GPT連携機能メニューを呼び出します。ここでは、「昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。」と入力後、GPT連携機能メニューより「Continue(続きを書く)」を選択します。
初めての場合はここでOpenAIのAPI Keyを入力するダイアログが表示されますので、API Keyを入力します。
しばらく待つと、入力したテキストに続くテキストを生成できました。
Continueの他にも、デフォルトで以下のような機能が用意されています。
Create
プロンプトによる指示を入力し、それを元に新しいテキストを生成します。
プロンプトには日本語を用いることも可能です。
何もテキストを選択していない状態ではスクラッチからテキストを生成します。
テキストが選択されている状態では、選択しているテキストと指示の両方を元にしたテキストを生成します。
Simplity
選択中のテキストをより簡潔なテキストで置き換えます。
Longer
選択中のテキストを膨らませ、より長いテキストで置き換えます。
Summarize
選択中のテキストを要約します。
Proofread
選択中のテキストの文法的誤りや誤字脱字を修正します。
Translate to English
選択中のテキストを英語に翻訳します。
Translate to Japanese
選択中のテキストを日本語に翻訳します。
Title
選択中のテキストを元に、カードタイトルを生成します
また、テキストエディタを用いsetting2.iniファイルの内容を編集することで、任意のプロンプトによる処理を追加できます。よく使うプロンプトは毎回入力するよりも、こちらのファイルを編集しコマンドとして定義しておくとより便利です。
[GPTSystem]
SystemPrompt=Response should only be a single processing result. No additional explanations or excuses needed. Respond in the last language of the user's instructions without translating unless otherwise instructed by the user.
[GPT]
Create=Insert,(Input)
-=
Continue=InsertAfter, Generate text that follow the text below.
Simplify=Replace,Replace the text below with simpler text.
Longer=Replace,Inflate the text below and replace it with longer text than the original.
Summarize=Replace,Summarize and replace the following text.
Proofread=Replace,You are a professional multilingual proofreader. Replace the text below with the corrected text for grammar, misspellings, etc. If you do not need proofreading, please answer the original text as it is.
-=
Translate to English=Replace,Translate the following text into English.
Translate to Japanese=Replace,Translate the following text into Japanese.
-=
Title=Title,Create a title based on the following sentences.
[GPTSystem]のSystemPrompt=に続き、全てのGPT連携機能の呼び出しのためChatGPTのシステムへの指示に用いるテキストを入力します。
[GPT]の各行に、以下のフォーマットで任意の処理を追加します。
処理名=処理タイプ,処理内容を指示するプロンプト
処理名としては任意のテキストを使用することができます。
ここで指定した処理名は、GPT機能呼び出しのポップアップメニューの表示に用いられます。
「-=」と書いた行を追加することで、メニューを区切って表示することができます。
処理タイプは以下の4つから選択できます。
Insert
現在のカーソル位置に生成したテキストを挿入
InsertAfter
現在のカーソル位置までのテキストを元に、現在のカーソル位置に生成したテキストを挿入
Replace
現在の選択範囲のテキストを、生成したテキストで置き換える
Title
現在の選択範囲のテキストに基づき生成したテキストを、カードのタイトルに設定する
処理内容を指示するプロンプトとしては任意のテキストを用いることができます。
プロンプトには日本語を用いることも可能です。
(Input)を指定すると、処理指定後にダイアログボックスが開き、ユーザに任意のプロンプトの入力を促します。
ChatGPTの活用が容易になったFrieve Editorにより、皆様のアイデア発想作業がさらに効率化されることを期待します!
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